だんなは外人さん

上記の広告は90日以上記事の更新がないブログに表示されます。新しい記事を書くことで、こちらの広告が消せます。

  

うちの怪獣はクレイマーだ。


先日、鏡野町という県北の町にいってきた。

ここは岡山市内から２時間ぐらいの所にあり、

はちみつの山田養蜂場のある町だ。


川ではやまめのつかみ取りという、野生的な遊びを堪能した怪獣。

すぐに塩焼きにして食べた。　これは外人の担当。

結婚して初めて役にたったぞ、外人。


帰りに山田養蜂場のお店に寄った。

怪獣、お目当てはアイスクリーム。

走っていったアイスクリームのコーナーには、

黒山のライダーたちの人だかり。


その強面のお兄さんたちの足の間をすりぬけて、くるりと振り向くと

怪獣、お店中に響き渡る声で

「みんなここにいると、怪獣からアイスが見えないでしょ！！！」


おまえ～・・・・・お兄さんたちにけんか売ってんの？


お兄さんたち「ごめんね、ごめんね。」と口々に言うと

一列に並んでました。

怪獣、この世の中で一番好きな抹茶のアイスをご所望。

アイス売り場のお姉さん、めちゃくちゃ忙しそう。

やっと順番が回ってきた時ここでも一言。

「遅い！！！」

お姉さん「ごめんね、ごめんね。」と言うと

「いつもより沢山いれてるからね。」

とてんこ盛りの抹茶のアイスを怪獣に手渡す。

本人ほくほく顔で、パクリ。

「あのさぁ、怪獣。ちょっとお姉さんに言いすぎなんじゃない？」

と一応、親なのでわが子の態度を注意したところ

怪獣「はぁ？」という顔で私を見ると

「おねえさんが遅いんじゃない、ママが遅いんだよ！！！」


アイスを頼むとき人が多かったのでちょっと躊躇して

注文が遅くなった私に怒り心頭だったみたい。

お姉さんごめんなさい。

うちの子クレイマーではありません。  

ただいま怪獣、夜のパンパースはずしの

トレーニング中。


一ヶ月ほど前から（暑くなってきたので）そろそろと思い、

始めました。

それまでは毎日おしっこしていたのが、

「今夜から始めます。パンツで寝ます。おしっこはトイレでして下さい。」

と言った途端、おねしょをしなくなりました。

快調、快調。


と気をゆるめていた、夕べ。


寝る前にのどが渇いたと、ごくごく調子にのってペットボトルの水を

大量に飲んだ怪獣。

おしっこに行きなさいと言っても眠気には勝てず、そのままご就寝。

はい、そしてきっちり２時間後。

水は怪獣の体をうるおして体外に排出されました。


怪獣おしっこの海におぼれる。


ぐらいの量が・・・というか飲んだものがそのままスルーされて

でてきたから、布団は怪獣の人型をつくってぐっちょり。


あ～あ、やってくれたぜ。

それでも怪獣、夢の中。


着替えをとって戻ってくると、なんと・・・・・


怪獣は最初布団のはじっこに寝て、そこに人型をつくっていたのに、

寝返りを打ち、じゅーっとしみ込ませ、また寝返りを打ち、じゅー。

寝返りを打ち、じゅー。

結局、４体の人型をつくって、爆睡。



母は朝からシーツ洗いと布団ほし。


うちの布団をみて人は何と思ったことか・・・・


「んだもしたん、あそこは４人同時におねしょをしやったもんじゃー。」

  

私のブログ、お店のお客に読まれてるかも・・・

だって、この間のブログ書いた後の

息子たちの態度が激変。


みんな注文するときは挙手するか、ちゃんと

「すみません、注文よろしいですか。」

と、一言。どっかのお坊ちゃんみたい。


食べ終わった後は、椅子をちゃんとなおし

「ごちそうさまでした。」

と一礼。


よかふじゃが。



他人のぼっちゃんたちはよかふにしつけができつつあるが、

我が家のぼっちゃんは相変わらずで・・・


昨日は部屋の掃除ができずに、幼稚園帰りの怪獣に掃除機をかけていいか

訊ねたところ、やつは・・・・


「掃除をしてないってことは、ぐっちゃぐちゃのどっろどろってことだね。」

と大変なご立腹。


たしかに月曜日の我が家は、土曜・日曜に怪獣と外人がいるために

ぐちゃぐちゃだけど、どろどろではないぞ。　　怪獣よ。


おもちゃをだしたら、元あった所に片付ける。

これ、人間の基本。　　外人、おまえもだぞ。

着ていたズボンを人間の形に脱いで、床に置くな。







  

パートに行き始めて早２ヶ月になろうかという、今日この頃・・・


おばさんはカウンター越しにちゃんぽんをすする

若者たちの観察に忙しい。


女の子たちもくるが、こっちはどうでもいい。


将来怪獣の嫁にはしたくない候補がぞろぞろくるので、

姑根性だしまくりで、観察対象にはならない。


ちゃんぽん屋にくる男のたち・・・

いろんなのがくる。

髪は茶色、はいってくるなりカウンターにつっぷして、うだうだ友達としゃべっているが

食べるときにはきちんと「いただきます」と手をあわせて、大きな声で言う子。


小さな声でもごもご言う子。（就職の面接では一発退場だぞ）

はっきり大きな声で注文をし、帰るときにはきちんと「ごちそうさまでした」と言う子。


くそ忙しい時に目の前にお水の機械があるのに、水をくれと叫びまくる気の利かない子。




とにかく同じ年ぐらいの子たちがくるが、雲泥の差がついてる感じ。


親のしつけの差だろうね。


これが一般社会人の若者から、おじさんたちにいたっては

親の顔がみてみたい状態の方々がうじゃうじゃ。


赤ちゃんよりちらかして食べるサラリーマン二人が来たときには

奥さんの苦労がしのばれて、カウンターの影で泣きました・・・




将来怪獣が一人で食事に行くようになった時、恥をかかないように

ぼちぼちしつけていかないとね。



その前に外人からだな。


あいつは面接一発退場タイプだから。


  

近頃つるつる脳みその怪獣を悩ましている問題が・・・・

それは、



なぜ、パパとママは結婚したのか。


幼稚園の帰り道、いつも止まる信号の横にブライダルサロンがある。

きれいなドレスを着たマネキンさんが２体。


怪獣は怪獣だが、女の子がプリンセスになることは大好き。

年に何回か幼稚園でも仮装大会（？）があり、怪獣のあまりかわいくない

同級生の女の子たちは、ここぞとばかりにプリンセスになる。


きらきらした衣装は怪獣のつるつる脳みそを刺激する。


１週間ほど前マネキンのドレスに気がついた怪獣。

「ママ、あれはプリンセスだね。　かわいいね。」　顔がないぞ、ゾンビじゃん。

「そうだね、ママも結婚したときはプリンセスの格好をしたんだけどねぇ。」　　ため息・・・・

「どうして、ママはパパと結婚した？」


唐突な質問に答えられない私。

なぜ、外人と結婚した？　　考えたこともなかった。　　　なんとなく？

なぜ？　　・・・・なんとなく。

さすがに怪獣になんとなくとも言えず、そこは模範解答

「パパが好きだったからだよ。」　　愛想笑い・・・



納得しない怪獣。　　なにかを察知したのか？


夜、外人にも同じ質問。　　　　　外人答えられず。

模範解答

「カイジュウガ　ウマレテ　クルタメダヨ。」　　この答えも怪獣からは却下されてました。


今、毎晩この質問にさらされてます。

「なぜ、パパとママは結婚した？」


さぁ、あなたならなんと答えますか？



  

昨日は牛丼食べて、テンション

幼稚園からの帰りにも怪獣の一言で、大笑いでした。



幼稚園には車で送迎してるのですが、国道から自宅の駐車場までは

数メートル車が離合できないぐらい狭い道を通らねばなりません。


私たちが進んでいくと、横っつらからおじさんの乗った車がゆっくりでてくる。


あきらかにそのおじさん、私の車が視界にはいっているのにそれでもでてきた。


通れんぞ、おっさん。　　後ろに下がれよ。　霧子さまのお通りだ。


案のじょうおじさんの車は後ろに下がった。　しかもちいっと。


たく！！人間性を疑うわ！！


で、霧子。子供がいようがいまいが、おかまいなし。


「まったく！！非常識なおっさんじゃ。」　　と車の中でぶっつかた。

すると、怪獣が一言。

「それは・・・・

みんなも知ってるさ。」



ひゃ～ひゃっひゃっひゃ。　　　おっさん、４歳の子供に言われてやんの。


怪獣に全否定されちゃった。


車の運転には気をつけましょう。　何言われてるかわかりませんよ。







  

皆様、お久しぶり。

霧子でございます。


この一ヶ月以上PCを見るひまもないぐらい、仕事に忙殺され・・・・


って、ただのパートだろ。しかもお昼の３時間。


それでも霧子にはハードでござった。


途中PCも壊れ、外人に新しいのを買ってもらいましたが

私が使うこともなく、怪獣が夜な夜なゲームにいそしんでおりました。


外人も怪獣も元気いっぱいでございます。

外人は今日から上海に１週間出張でございまいす。

・・・・・・ばんざ～い！！！！！！


何して遊ぼう。

遊ぶ前に食事だ。　　　どんぶり系食べたい。


私のささやかな願い。

親子丼。　牛丼。　天丼。　うな丼。

４日は大丈夫だな。

後は暴れる怪獣をなだめて早く寝かせて、大好きなTVを見まくる。


よしよし・・・もうすぐ怪獣が幼稚園から帰ってくるぞ。

やつの五感を刺激するようなものは部屋から排除だ。


ていうか、やつを刺激するのは外人だったから、いないとなるとさすがの怪獣も

おとなしいはずだ。　　フフフ・・・・



またぼちぼちブログ書きますので、よろしく。


さあ～て、今夜は牛丼。牛丼。

  

怪獣は週１回スイミングに通っている。

全員幼稚園児クラス。

全員４月から初めて習い始めた子達。

そして、２週間前から怪獣以外の全員が

ずぶーっと顔を水の中につけられるようになってしまった。

ある子はがははは・・・・と笑いながらずぶーっとしずんで、

そのままの顔で水面に顔をだす。

ある子はうわ～んと泣きながらずぶーっとしずんで、

そのまま水面に顔をだし、うわ～んと泣きの続きをやっている。


どうした、怪獣。ほら、顔をつけろ。　　お前スイミングやってる子達の中で

一番ハイテンションで、コーチにもなにやらかにやら話しかけてるではないか。

（親はガラス越しに様子が見れる）

ほら、つけろ。つけんか！！



先週の日曜、外人にプールに連れて行ってもらい

顔を水につけさせた。　　吐いた。

プールからあがってくると、私に

「パパとプールにいったら、えらい目にあった。」　　と訴えた。



スイミングのコーチが順番に子供たちをつけて、怪獣に近づくと

突然猛抗議をコーチにぶちまける。

身振り、手振り。　　自分がいかにパパからひどい目にあわされたか、

ものすごいいきおいでしゃべっている。

ガラス越しでも、その熱気は伝わる。

・・・・で、免除。


今のところ怪獣の敵は、プールのお顔つけだ。  

労働でかく汗は気持ちいいもんですなぁ。

なあんてね。

週１のパートがなぜか週５勤務になっちゃった私。

確かに言われればできる子ですよ、店長。

でも、正直皿洗いはいいけど、麺をゆがいたり盛り付けしたりするのは苦手。

って、何のためのパートだっつーの。　　　・・・・がんばります。


先週そんなお仕事をお休みいただいて、怪獣の幼稚園の授業参観にいってきました。


ひどい・・・ひどすぎる・・・・うちの怪獣。


あれは～きっと、あれだな。　　何とか障害・・・・・

先生はいろいろ工夫してゲーム形式にしたりしながら、子供の気持ちを盛り上げようと

しているのに・・・・・

勉強をしたくないオーラでまくりの怪獣。

オーラだけならまだしも、

「やらない、したくない、じっとなんかできない。

　勉強嫌い、字書くの死ぬほど嫌い、俺を殺す気かぁ～！！！！」

態度でまくり。

「あらあら、薩摩さんちの怪獣君。また？」

って感じのお母さんたちの痛い視線が私に・・・

「薩摩さんちの怪獣君に比べれば、うちの子まとも～。

　ていうか、天才？」

みたいなお母さんたちの視線が私に注がれる・・・

えっそう？　　あんたんちの子供ちょきしてスポンジボールにぎれないじゃん。

うちの怪獣ばんばんにぎれるわよ。

うちの怪獣嫌だの態度がでかいだけで、あんたんちの子供スペルカードを河童みたいに

頭にのっけてボーっと外見てるわよ。　　大丈夫？　　ふふん。



てな感じであまりにひどい怪獣に頭の痛い先生たちは

ついに授業内容の変更を余儀なくされたのでした。


怪獣の前に敵なし。

傍若無人。　　大器晩成。　　を願う母でした。


  

いつの間にか早くも６月。

一年の半分がきましたね。

家でごろごろもしょうがないので、

私働くことにしました。

近所のちゃんぽん屋さん。

中華屋さんのまかないつきのお仕事も魅力的だったけど、

いざという時小心者の私。

きれいなお店で忙しそうなところはちょっとドキドキ。

で、カウンターしかないちっちゃなちゃんぽん屋さんに

来週からパートにいってみようと思います。

お昼３時間勤務。店長さんしかいません。

とりあえず、週１から。

外人には

「ハタラク　イミ　アルノ？　シュウニ　イッカイ　ダケナンテ。」

と軽蔑されたけど、飲食業界は初めての経験。

そして日ごろの運動不足、体力不足を考えれば週一回で充分でございます。

今朝は出勤時間までに家事が終わるかシュミレーション。

ちょっと無理。　　朝もうちょい早く起きたら大丈夫そう。


久しぶりの社会復帰。　　お客とけんかしないよう、気をつけようっと。


それにしてもうちの外人。

お金がないから家でぶらぶらしないで、働け。とか言いつつ

いざ私が就職活動をするとなにかと妨害するやつ。

私が小銭をつかむとすぐ離婚して、どっかいなくなると思ってるみたい。

大丈夫。　あなたに保険をかけるために私働くんだから、離婚はしないよ。

ふふっ、私の真の目的を知ったらうちの外人の肌白くなるかもね。

ついでに髪も。  

今回の～夫婦げんかの原因わ～

もちろん、外人にあり！！

夜怪獣の世話を私がテレビに夢中でしていない、と言われ～

きれた。



していた、ちゃんと私は。

確かにテレビはついていたが、見ずに怪獣の悪態の犠牲になっていた。

なのに別の部屋にいた外人は

「ドウシテ　カイジュウノ　セワヲ　シナイ。テレビバカリ　ミテ！！」

と突然怒りだした。


当然きれますわなぁ、私。　　えっ奥さん。

ここできれずに、いつきれる？？？


で、また別の部屋に行き、置いてあった洗濯物を部屋にぶちまけ、

洗濯物では音がでないから、（ガシャーンて音が）ますますフラストレーションたまるので

一緒に置いてあった洗濯物用のハンガーを部屋中に投げてやった。

これ結構音がして、ちょっとすっきり。

「ウルサイ、カイジュウガ　コワガルヨ」　と外人。

これでまたカッとした私。　　何ぃぃぃ～！！！！！　だったらお前はどうだったのよ。

テーブル投げたり、皿割ったり、あげくに冷凍庫の物を部屋にぶちまけて鍋でガンガンたたいて、

鍋をこわしやがった過去はどこに行ったんですかぁぁぁ～、ぇえっ？？？？


散々暴れて落ち着くと、悲しいかな後片付けは自分でしないといけません。

部屋の様子をおそるおそる見にきた怪獣と外人、

「メチャクチャ・・・・」


本当、結構めちゃくちゃ。　　怪獣は私の頭をいい子、いい子して外人とお風呂に入りに行っちゃった。


そして翌日、暴れた私に天罰が・・　　体が痛い。

特に腕。　　物を投げるって結構腕の筋肉使うみたい。

なんて、感心しつつ日曜日は何事もなかったように親子３人遊びに行きました。




しかし、その夜。日曜洋画劇場をテレビで見つつ、怪獣がちょっとでもテレビの前にはだかると

「コラ～　ミエナイ！！ミエナイッテ　イッテルデショ！！」

と言う外人。　お前～～。今度私に何か文句言いやがったら・・・許さん。



  

夫婦げんかをすると体が痛い。

そしてあちこち、何でこんなとこに？って場所につぐろじんができてる。


この話しはまた今度。


  

岡山県に津山市というところがあります。

岡山市内から車で１時間半ほど。

いわゆる県北にあり空気もおいしく、私てきには岡山で一番すきな場所です。

織田信長の小姓だった森蘭丸の一番下の弟が築城したお城もあり、

ちょっとした城下町風な空気もありで、老舗のお菓子やさんもあちこちにあり

あんこ好きにはたまらんところです。

先日その一軒にご入店。

売り切れごめんのお饅頭を求めて怪獣といざ店内へ。

そのお店一種類のお饅頭しか売ってない老舗中の老舗。

入ったら一人並んでて、私の後にあっという間に５人ぐらい並んでしまった夕方４時。

するとお店のおかみさん（だと思う。その人しかいなかったから。４０過ぎぐらい？）

いらっしゃいませも言わず＆にこりともせず、

「そんなに並ばれてもお饅頭あるかどうかわかりませんよ。」とのたまった。

絶句・・・・

私の前の人２０個注文。私も２０個お願いしようと思ってたんだけど、

後ろの人たちの刺すような視線が・・・・「お前何個頼むつもりよ」みたいな・・・


おかみさんお客さんの殺気に気がついてるのか気づかないふりしてるのか、次に発した言葉は

「あ～そうだ、この中で予約の方はいますか？」とのたまった。

誰も手をあげない。　　　のに、怪獣がさっと手をあげた。なぜ？お前雰囲気察すれよぉ～。


「おほほほ～違うでしょ～。」　　私。

ここで笑えばおかみさんあんたの株も店の株もあがるぞ。


でも秒殺で怪獣はおかみさんの目で射殺されてました。　　なんまいだ～、なんまいだ～。

しかし亡霊になってもおかまいなしの怪獣は、

「まんじゅうはまだ～？怪獣おなかすいた～。なんで早く（包むことが）できない！！」

と氷ついた店内で悪態をつき、カウンターを足でがんがん蹴ってました。



げっそりやつれて車に戻ると怪獣と外人は人の苦労も知らず、ぺろりとまんじゅうをたいらげて

「また食べたい。」


今度は栄養ドリンク飲んでからママは行くから。











  

鹿児島に帰りましたよ。

新幹線に乗って。


その日は水曜日。

怪獣を幼稚園にやって、大急ぎで部屋を片付け

１２時にお迎え。

さくらの発車時刻は１時４６分なので、ゆっくり昼食を駅で食べる計画。


計画はあくまでも計画。夢。そうなったらいいなぁという幻想・・・・


岡山駅にタクシーで到着した途端、走り出す怪獣。

お店に飛び込むとおもちゃの刀を買ってくれとひと悶着。

お利口にすることを条件に買ってあげ、お昼ご飯を食べようと提案すると

「ご飯は鹿児島でも食べられるでしょ！！！」

と叫んでまた走り出す。

「鹿児島はどこ？こっち？わ～！！！！！！」


歩いていける距離じゃありませんよ。


岡山駅をその後３０分走り回り、行きかうビジネスマンを２０人ほど刀でぶった切りながら

「鹿児島はどこだ～！！！」　　と叫びまくってました。

西南戦争を彷彿とさせますなぁ・・・・



何とかさくらに乗り込み、広島につかないうちに案の定

「降りる。」


騒ぎまくって新小倉駅まで目をぎらぎらさせてましたが、博多駅に着いたときには

爆睡。


本当に疲れる。


実際鹿児島に着いてから、一日で家に帰るとご機嫌斜めでした。


古里は遠きありて思うもの・・・・  

GW前に外人が東京に出張に行くので

岡山駅に新幹線の切符を買いに行った。

みどりの窓口に並び、４０歳ぐらいの男性職員が対応。

東京行きは１週間前に購入すると、早特割引のサービスがある。

２６００円程安くなるので、けちな外人はもちろんこの切符狙い。

が、しかしさすがにGW前。

指定席は５時代から満席。とれない・・・・


しかたがないので、４時代最終の指定席をお願いした。

この早特切符、もし指定した時間に乗れなければ帰りに限り

その後の時間の自由席に乗れるシステム。

みどりの窓口氏は

「GW前なので、この後の自由席も厳しいかもしれませんが（万にひとつも座れないかも）、
　よろしいでしょうか？」

「（苦しゅうない）大丈夫です。私が乗るんじゃないですから。」

「あ～はは・・・そ、そうですね。」

ここからは、心の会話をお楽しみください。

（私の奥さんもこんな感じで、切符買うんだろうなぁ。）

（まちがいなく、買ってると思うよ。）

（ですよね～。）

（だよ。
　　　　　て、ゆーかーまずだんなの分の指定席の新幹線の切符買う人、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　めずらしくない？）

（ですよね、みんな自由席です。）

（でしょ。３時間ぐらい、立ってられるって。子供連れてるわけじゃないんだから。）

（ですよね。）



目は口ほどにものをいいますなぁ。


私、来週外人より一足先に怪獣と鹿児島に帰ってきます。

新幹線さくら、指定席で。

  

うちの怪獣は女に甘い言葉をはく。


幼稚園でもたぶんそんなことを言っているのだろう、

先日同級生の女の子のお母さんから

「うちの子怪獣君と結婚したいって言って、家でも大好き大好き！って
　言いっ放しなの。」

と教えられた。


怪獣は女なら母である私もたらし込もうとする。


土曜日。

一緒に散歩にでた。道路に大きな赤い椿が落ちていた。

それを拾う怪獣。（この頃道端の石ころや棒切れを拾うくせがついた）

「怪獣そんなの拾ってなにするの？」　尋ねる私に

「ママ、おうちに帰ってこの綺麗な花を髪につけてあげる。
　そうすると綺麗なママの髪がもっと綺麗になるよ。」

ホ～・・・・・・

夕べ。布団にはいってから、肩が以上に痛いことに気づいた私。

「あ～肩が痛い、はきそうだぁ。」

と外人に聞こえよがしに大声で言うと、

そっと耳元に口を寄せて、ささやきながら

「大丈夫。怪獣がやさしくトントンしてあげるから。」

と、もみじの手をグーにしてやさしくトントンしてくれ、

終わったあとは赤ちゃんにするみたいに、布団をトントンしてくれました。




外人、見たか？聞いたか？

ちった～見習えよ。４歳にしてこうだぞ。


「カイジュウニ　オンナノコヲ　ツレテキテ　モラオウ」

とか言ってないでさぁ、お前もこんな日本語はいてみろよ。


こんなところは怪獣は私に似たんだな。


何かあればすぐ叫ぶ

「このばかち○こ～！！！」

は、パパに似たんだな。　　きっと。  

うちの怪獣

鼻は利けども、目は見えじ。　　タイプ。


夕べお皿を洗っていると、

「ママこの匂いは何？」

「ねぇ～ねぇ～何か匂うよ！！！！」

としきりに尋ねる怪獣。


私も外人もさして何も匂わないので、適当に

「お皿を洗ってるから洗剤の匂いじゃない？」

と軽く答えても

「違うよ！この匂いは・・・・この匂いは・・・・！！！！」


怪獣は朝食用に買っていたパンを冷蔵庫の上からみつけると、

寝る前にむさぼり食ってました。



とんでもなく鼻は利くのに、足元にあるものが捜せない怪獣。


あわれ・・・  

昨日はうちの怪獣、初体験がひとつ。


スイミングを始めた。

昨日は盛りだくさん。

新学期の幼稚園、それが終わったらプールに行き

初めての先生付のスイミング。


本人やる気満々。

１時間も前について、おやつも食べず

｢早く、早く。」とせかしてお着替え。



ここで、いつもの怪獣なら待つということをしらないので（犬以下）

ぶち切れて、勝手にプールに飛び込んでいたはずが、


びっくり！

おとなしく待つことができました。（警察犬並み）


大きな声で挨拶もでき、ちょっと今までにみたことのない怪獣の態度に

とまどう私。

怪獣を返上して、恐竜ぐらいのおとなしさになっていた。


本当、子供の成長って一歩進んでは二歩下がりのときもあれば、

日進月歩の時もありで、目が離せませんなぁ。


プールはとても楽しかったようで、一安心。




でもこのプール通いには私の思惑が・・・・・



昼寝なしの幼稚園のあと、１時間たっぷり泳がせて８時には寝かせる。

夜はのびのび私の時間。（昼では足りずに夜までも・・・・・）


妙に体力がついても困るけど（寝ないから）。


昨日は６時半にご就寝。１０時起床。１時ご就寝。８時半起床。

と計画倒れ。



なんとか修正せねば・・・・

  

春休みがついに終わった。

きれいに片付いた部屋。

きれいに片付いた台所。

一人静かに撮りだめたテレビ番組をみる幸せ・・・・

コーヒーとクッキー食べながら。


あー三食昼寝付の日常が戻ってきたわ。




今朝は緊張していたのか怪獣は６時にお目覚め。

作っていた弁当をたいらげ、私にまたお弁当を作らせ、

先に仕事に行くパパには、テレビをみながら手だけ振っていた。


それでも、幼稚園に連れて行くとうれし恥ずかしそうに教室にはいり、

美人の先生にかこまれご満悦の様子。


よくよく考えれば怪獣を最初に小さな保育所にいれたのは、１歳１ヶ月の時。

うちの怪獣は生まれたときから顔がはっきり、しっかりしているので

私もなんだか赤ちゃんという気がせずに、接していたような・・・・


でも今思い起こせば、赤ちゃんだったんだよね～。


３歳～４歳になるときの激しい抵抗はこの春休み改善され、

今日からまた楽しい幼稚園生活を元気に過ごして欲しいものだ。


私の安らぎのためにも・・・・  

私のだんなは元外人さん。

今は日本人。



離婚した。





わけではない。


どういうこと？



つまり、我が家の外人は帰化したのだ。


やつは日本のパスポートを手にいれた。


ついでに、私の戸籍にはいった。

苗字ができた。


もちろん私と同じ、薩摩さん。



異例の速さで帰化申請はおりた。


が、しかし。日本の法務省よ、それでいいのか？


いくら日本人が少なくなったからといって、ぱっぱと国籍をあげてもいいのか？

疑問だ・・・・


先週の夫婦げんかはこれが原因。



元外人は日本人の精神をまだ学んではいない。


戸籍を変えるなどという、人生にとって一大事件をなあ～んにも考えずにやる。


やっちゃってから、でも、やっぱり・・・・とうじうじ考える。



ご先祖様の許可をもらったのか？

日本人になるとはパスポートをもらって、世界中自由にいけることだと思ってもらっちゃ、

大間違いなんだよ！！




だいたい、申請許可をもらう書類の理由の欄に


「妻と海外に行くとイミグレーションで私はとても時間がかかります。
　妻に今度からは私と海外には行かないと言われました。だから、妻と同じ日本人に
　なりたいです。」


などと書くか？あぁっ？

これじゃまるで私が恐妻家のようではないか。


たしかにあんたと海外にいけばイミグレーションでめっちゃ待たされる。

日本人と外国人で出入り口が違うから。

そして、家族だとわかると「こちらにどうぞ～」と

優先的に入国審査をしてあげる振りをして、小部屋に連れて行かれる。

だからと言ってそれが理由で日本人になるのか？おまえは？



まぁいいや。

なっちゃったものはしょうがない。


GW前に鹿児島に帰って、あんたを私の戸籍にいれる手続きをしてこよう。

怪獣と新幹線に乗って帰っていいと言ってくれたので（けちなあなたが）

ゆるそう。



でもいくら日本人になっても、おまえは外人だ。


今から死ぬまで日本人は何たるかを、じっくり教えてやるから。

今までみたいに外人オーラをだすなよ。